「誰も自分の物件を買ってくれなかった・・・。」なんだか物悲しい、なんともいえない敗北感を味わっていることと思います。自分で売ろうとして失敗した場合(Home Sale By Owner)、またエージェントに依頼して契約期間切れした場合(Expired Listing)も、もう一度売却にトライする前に4つのポイントを復習してみましょう。あなたの物件が売れなかった理由は、必ずしも物件に問題があったからではありません。では、不動産の売却に必要な重要な4つのポイントを一緒にみていきましょう。
ずばり、REALTOR®とのチームワークです。不動産はあなたにとって主要な資産です。この資産について、REALTOR®とどれだけ話し合い、意見を共有しましたか?買い手が見学に来た場合、どんな買い手で、あなたの物件にどういう感想を持ったのか、あなたのREALTOR®はどれだけフィードバックをくれましたか?このフィードバックの内容によって、あなたは次の買い手に向けてどんな準備をすればいいのか、どんな販売戦略をすればいいのか、考える機会がありましたか?
現在のマーケットからみて不適正な販売価格は、物件の売却失敗の最も一般的な原因です。適正な販売価格は、現在の市況、周辺の競合物件の数と価格、また物件のコンディションによって決められます。高すぎる価格設定は、低すぎる価格設定と同様のリスクがあります。なぜなら、あまりに高すぎる価格の物件は、どの買い手にも真剣に検討してもらえず、いつまでたっても売れず、その間にマーケットが変わり、不動産価値が下がってしまう可能性があるからです。再びトライする前に、今の販売価格設定が適正な範囲であるかどうか、再度検討してみましょう。
ショーケースに入っているピカピカに磨かれた時計やアクセサリーのように、不動産を商品として売り出すには、見栄えが非常に重要になります。見学にくるお客さんに、「あら素敵だわ」「ここに住んでみたいわ」と思わせる状態にしておくことが理想です。あなたが売ろうとしている物件は、誰かの「ドリーム・ホーム」なのです。その誰かの夢を膨らませられるようなコンディションに整えておくことが売却に成功する秘訣です。
今すぐ新生活をスタートできるコンディションが即売の鍵!
また、多少の費用がかかりますが、プロの業者にカーペットを洗浄してもらったり、新しくハードウッドのフローリングを敷いたり、壁のペイントをやり直す、などは、物件を新鮮な状態に見せるには最適の方法です。物件のコンディションを最高の状態にすれば、物件の価値も最大化し、コンディションを整える以前の価値よりはるかに高い価格で売却できる場合がほとんどです。
マーケティングプランを再考慮する上で、一番重要なポイントは、どのエージェント(REALTOR®)を選ぶか、ということです。REALTOR®がどんなマーケティングプラン(販売戦略)を持っているのか、インタビューしましょう。マーケティングにどれだけの費用をつぎこむのか、どのメディア(媒体)を使ってお客さんを探すのか。新聞、マガジン、広告チラシ、インターネット媒体・・・など、詳しいメディアの内訳を聞きましょう。大切なのは、いくらのお金をマーケティングにつぎ込むのか、ではなく、その支出の内訳です。
REALTOR®を選ぶ際は、最新のテクノロジーを使ったマーケティング方法を熟知したREALTOR®を選びましょう。買い手のほとんどは、すでにインターネットを使いこなしています。従来の伝統的なマーケティング方法に加え、オンライン・クラシファイド広告や、ソーシャルメディア、またQRコードやバーチャルツアーなどを使いこなせすことは必須です。